先ほど発信しました感想(老女A)に続き、もう一人の感想(totori)です。
83歳のイーディは山登りの目的で夜行列車に乗り込む。彼女は、発車前に下車しようとする。自分で決めて実行する体験に心からワクワクしているはずだと共感していた私は、フェイントを喰らった。
次の疑問は、自宅から持ち込んだ山登りの荷物の中の赤いパーティードレスだ。古いに物を出来るだけ使いたいのはよくわかるが、あのドレスの必要性は理解できない。摩訶不思議。
登山用品店のジョニーと出会い、トレーナーとして雇い、訓練を始める。湖でボートをこぐ彼は上手ではない。それを見ているイーディの顔は少し微笑んでいるように感じられた。彼女は、経験があると見た。ここは教訓としよう。
二人の訓練が終わり、イーディは単独登山をすると主張する。ジョニーは最初反対するが、彼女の意思におれて下山してしまう。えっ、それでいいのか?ガイドとして正しい判断なのか疑問が残った。
結局翌朝探しに行き、幸運にも生きていた彼女と出会う。奇跡的出来事だ。相手は、大自然環境なのだ。
見終わって一番印象に残ったのは、イーディが自転車で下り坂を降りているときの爽やかな笑顔だ。登り坂ではないところが現実的。もうひとつ。山頂に立ち遠くを見つめる彼女の赤い服の鮮やかさだ。私も持っている赤い服を着ることにしよう。都市生活の中で小さな自然を見つけよう。 