ソウル国際女性映画祭で観た、韓国映画「I CAN SPEAK」が良かったです。ある
クレイマー高齢女性が、公務員青年の協力を得て英語を話せるようになるという
ストーリー。主人公はアメリカにいる弟に会いたいので(弟は拒否)英語を勉強、しかし
唯一の親友が重病で今訴え出ないと手遅れに・・・実は彼女たちは「従軍慰安婦」
だったのです。昨年この映画は韓国内で劇場公開された。
ユーチューブで、ハングル版&英語版を観ることができます。
笑いあり涙ありで、人としての尊厳を取り戻して行く主人公が
素敵!
「日本で上映したいね」と二人で話しながら出口に向かっていると、韓国人母娘に声をかけられました。
母親は日本語ができ、「この映画を理解できましたか?(日本人には厳しい内容
だというニュアンスもあったと感じました)」と聞かれ、正直に「字幕がないので、
言葉はよくはわからないが、感動した」ことを伝えました。
そして私たちは「シニア女性映画祭」を大阪で開催していて、その上映作品を探して
この映画を観たことも伝えました。相手方は娘さんが大学でフ
ェミニズムの授業を受けていて、教授からこの映画が国際女性映画祭で上映され
ることを知らされ、母娘で観に来たとのことでした。後日娘さんからメールをも
らいました。嬉しい交流のひとときでした。
日本上映については配給会社と交渉しましたが、残念ながら金銭面で断念せざ
るを得ませんでした。それでも日本で上映する意義のある映画だと思います。せ
めて、皆様方にお知らせたいと考えています。