●「 纏足—10センチの黄金蓮花をさがして」 監督 ユーチン・ヤン(カナダ/中国)48分 2004
中国の纏足の歴史を、幾多の困難にあいながら訪ね歩き、女と纏足の関係を追究した労作。纏足そのものとその社会的意味をあきらかにした、「女書」につづく、ユーチン・ヤン監督の待望の中国女性史第二作。
あなたは「纏足」の生き方をしていませんか。
●「女書」
監督 ユーチン・ヤン(カナダ/中国)58分 2000
清時代の中国に「女書」という女たちだけに使われていた文字があった。
その文字を使う女たちを奥地にたずね、女性の視点で女性の歴史を記録した貴重な作品。
静かな感動を呼ぶドキュメンタリー。
ユーチン・ヤン Yue-Qing Yang
中国で生まれ育ち、大学で動物学を学び教師となる。文化大革命後にカナダに渡り生物学を学ぶ。林性カエルなど、科学ドキュメントを制作。本格的に映画を制作に入るきっかけは「纏足」である。2000年製作「女書」は2001年トリノ国際女性映画祭最優秀賞受賞、観客賞受賞。「女書」は第1回女たちの映像祭で上映され、観客に感動を与えた。